上級読解クラス · บทความจริง猪瀬直樹「家」 · 8 段落 / 36 文📖 ฝึกอ่าน🏠 Library
猪瀬直樹「家」
「家」(บ้าน) โดยอิโนเสะ นาโอกิ — ลำดับที่มองไม่เห็นในครอบครัว
段落 1導入・特性紹介

S1うちの犬いぬは頭あたまがよくないけれどむやみに吠ほえない。S2これは犬種けんしゅの性格せいかくである。S3もうひとつ、うちの犬いぬは絶対ぜったいに噛かみつかない。S4これは訓練士くんれんしに仕込しこまれた成果せいかである。S5うちの犬は大おおきな犬いぬなので幼児ようじに噛かみついたらそれが事件じけんになってしまう。

段落 2問題提示・テーマ導入

S1訓練士くんれんしは二十代にじゅうだいの女性じょせいでスクーターに乗のってやってきた。S2訓練時間くんれんじかんは週しゅうに4回かい、各かく30分ぷんである。S3半年はんとし近ちかく経たっても訓練くんれんが終おわらないので、僕はいつになったら卒業そつぎょうできるんですか、と訊たずねた。S4訓練士くんれんしは家庭内かていないでの序列じょれつがはっきりしたら、と説明せつめいする。S5僕ぼくは序列じょれつねえ、どういうことかな、とさらに質問しつもんすると、①お宅たくの坊ぼっちゃんがまだ……。

段落 3背景説明・対立の提示

S1十年前じゅうねんまえなので息子むすこは小学生しょうがくせいである。S2体格的たいかくてきにも犬いぬと息子むすこに差さがない。S3うちの犬いぬはまず僕ぼく、つぎに妻つまと気きの強つよい娘むすめに降参こうさん(注1)したのだ。S4だが息子むすこは軟体動物なんたいどうぶつのようにふにゃらふにゃらとしている。S5息子むすこは寝ねてばかりいる。S6息子むすこは起おきてもあくびばかりしている。S7両者りょうしゃは最下位さいかい争あらそいを演えんじたまま四よつに組くんで(注2)決着けっちゃくがつかないらしい。

段落 4橋渡し・原理提示

S1動物どうぶつは序列じょれつに敏感びんかんなのだ。

段落 5仕組みの説明・具体例

S1女性じょせいの訓練士くんれんしが説明せつめいした。S2犬いぬをかわいがっているつもりで甘あまやかし、②腕うでをがぶりと噛かみつかれた飼かい主ぬしがいた。S3甘あまやかせばつけ上あがるだけ、噛みつき事件は自分じぶんが主人しゅじんと信しんじ込こんで飼かい主ぬしをなめた結果けっかである。S4動物どうぶつはつねに威嚇いかくしながら序列じょれつを確認かくにんしているから、仲間なかま同士どうしは本気ほんきで喧嘩けんかをしない。S5相手あいてが強つよい、とわかれば動物どうぶつは争あらそわない。S6喧嘩けんかしたら動物どうぶつは互たがいに傷きずつき、厳きびしい自然界しぜんかいでは生いき残のこれないから。

段落 6結末・エピソードの解決

S1さすがに血ちのめぐりの悪わるいわが家やの犬いぬも、ある日ひ、息子むすこにゴツンと頭あたまを叩たたかれ、最下位さいかいが確定かくてい、平和的へいわてきに棲すみ分わけが決きまり、予算よさんオーバーの訓練くんれんは終了しゅうりょうした。

段落 7転換・主張と歯止め

S1僕ぼくは動物どうぶつから教訓きょうくんを得えたわけではないが、家庭内かていないでもタテマエとしての序列じょれつがないと混乱こんらんがはじまる。S2親父おやじの権威けんいの喪失そうしつが取とり返かえしのつかないところまできたのは家父長制かふちょうせい(注3)を否定ひていしすぎた結果けっかでもある。S3戦前せんぜんは長子相続ちょうししょうぞくで、次男じなん以下いかは相続権そうぞくけんがなく女性じょせいにいたってはその他た大勢おおぜいの扱あつかい、それはひどいものだった。S4僕ぼくはそういう状態じょうたいを復活ふっかつせよ、と述のべているのではない。

段落 8譲歩・最終主張

S1職場しょくばで女性じょせいがもっと管理職かんりしょくに進出しんしゅつできる環境かんきょうは整ととのえたほうがよいし、僕ぼくの経験けいけんからして僕は共働ともばたらきには賛成さんせいである。S2夫婦ふうふは家事かじも分担ぶんたんしたほうがよい。S3だが私わたしたちは③男女平等だんじょびょうどうをはきちがえてはいけない。S4家庭かていは動物どうぶつの巣すに似にた面めんがある。S5私わたしたちは権威けんいとしての父性ふせい、包容力ほうようりょく(注4)の母性ぼせいまで削けずり取とってはいけない。S6父親ちちおやと母親ははおやは父親ちちおやは筋肉質きんにくしつで髯ひげをはやし、母親ははおやには柔やわらかな肌はだとやさしい笑顔えがおがあるように、それらしく演えんじ分わけたほうがよい。S7頻発ひんぱつする家庭内暴力かていないぼうりょくが役割構造やくわりこうぞうの喪失そうしつと無縁むえんではないからである。

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